将棋は自分の玉を守り相手の玉を奪うゲームです。玉をゴールと考えるとサッカーに似ています。ひとりでできる勉強法として簡単な詰将棋にチャレンジします。最初に使うのは歩と金です。それぞれが動けるマス目にクロスを描いてみます。歩はアシスト役で金はエースストライカーです。
相手の王様がサタンだとすると、サタンに勝てるのは十字架だけです。玉の周りを十字架で埋め尽くして仕留めるのです。
ゴール前のクロスにエースが走りこんでシュートをします。
こうして、クロスのアシストでゴールを決めるのです。
これでゴールが決まりました。玉はどこに逃げても金で取られますし、金を取っても歩で取られるからです。これを詰みと言います。敵の玉がサタンだとすると、サタンに勝つのは十字架です。
将棋世界の2020年8月号から36回にわたって飯島八段が一手詰めを連載しました。第一回の11問はまとめて動画にしてみました。
続いて飯島八段の一手詰めの第二回です。ここでは、一枚ずつにしてみました。まずNo1です。クロスのある所に飛車を打つことで赤丸の逃げ道をふさぐことができます。
次はNo2です。銀は上に逃げるのを防いでいるので動かせません。角が動けば竜が効いてきます。動かせる場所は二か所ありますが、右に動かして両王手にしないと合駒を使われます。
次はNo3です。角と桂馬は玉の逃げ道をふさいでいるので動かせません。赤丸の逃げ道をふさいで王手をかけられる馬の移動先は一か所だけです。
次はNo4です。角と桂馬は玉を押さえているので動かせません。竜を動かして緑の十字架のところもふさぎ、王手をかけます。
次の二つの動画は伊藤果先生の一手詰めを十字架を使って解いたものです。ちなみに、part2には桂馬をならずにしてしまったミスがあります。これでは反則負けです。